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日本企業は、海外投資家にとって益々魅力的になってきています。日本企業の収益力強化、潜在能力、そして総合的価値が投資家を惹きつけてやみません。
日本企業が海外からの投資に関心を持ち続けている事には、十分な理由があります。海外からの投資は、イノベーション、サステナビリティ、長期的な成功を促進する洞察力と専門知識をもたらすからです。
しかし、前向きな進展が発展しつつも、日本企業の取り組みと海外投資家の期待との間にはギャップがあります。
当社社員一同、本レポートが全てのステークホルダーにとって貴重なツールとなり、理解を深め、ギャップを埋め、日本における、より強固で持続可能なパートナーシップの構築に役立つことを願っています。
調査結果の要点:
- パフォーマンスのギャップ– 日本企業の平均的なESGパフォーマンスに対する海外投資家の評価は45/100点であり、ESG に関して国内リーダーと見做される企業でさえも 68/100点という結果になった。これは、改善の余地が大きいことを浮き彫りにしている。
- ESGの影響– ESGパフォーマンスに対する認識は海外投資家の企業への関心に影響を与え、その企業評価指標にもプラスの影響を与える。ESG評価機関の中では、投資家はMSCIやサステナリティクスのデータを選好しているようだ。
- 重要課題とコミュニケーションを重視するべき – 日本企業は、ESGへの取組みを中核的な事業目標と一致させ、主要な重要課題に焦点を当てることで、サステナビリティへの取り組みがが長期的な成功に寄与し、投資家への期待に応えることを確実にすべきである。ESG情報開示やコミュニケーションにおける信頼性・透明性と同様に、明確で現実的、かつ測定可能な目標設定は極めて重要である。
- 日本企業の強み– 日本企業の、ESG戦略をビジネスモデルに織り込み、持続可能なサプライチェーンを構築する努力は評価されており、これらは投資家の優先事項と一致している。しかし、日本企業はESGのリーダー的存在としては認められていない。
- 日本企業の弱点– 投資家は、日本企業の気候変動、脱炭素化、人権、多様性、インクルージョンに対する取組みが弱いと感じている。
- ガバナンス – 海外投資家は、投資判断においてカバナンスを最重要視しており、次いで環境課題、社会課題の順となっている。また、取締役会の多様性、透明性、それにESGやサステナビリティに関する投資家やステークホルダーとの積極的なエンゲージメントも重要な関心事項である。